模型制作練習台46号、HG 1/144 ミカエリスの制作過程のまとめ。制作開始は2024/01/17(木)、完了は2024/01/21(日)。
【経緯】
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のプラモデル。練習台45号のダリルバルデに続きミカエリスも成形色仕上げで。ただし、わりと整面処理も頑張った45号とは方針を変えて、この46号についてはなるだけ表面をいじらず短期間で仕上げることを目指した。
【キットについて】
練習台45号のダリルバルデと違って、全体的に成形色が淡いからウェルドラインがあっても目立たない。見るからに処理せずにはいられないような合わせ目やパーティングラインも特に見当たらない。
パーツ数についても練習台45号より少なくて組み立てやすかった。ただし、右腕の内側に細長いシールをキレイに貼るのは難しかった。
右腕は分離できるようになっており、右腕と本体をつなぐためのリード線と、右腕用のディスプレイスタンドが付属している。本体のためのスタンドは付属しない。この点も練習台45号とは逆。
【練習課題】
練習台46号の練習課題は次の通り。
(1) 成形色仕上げ。
(2) 整面処理に時間を割くより制作期間を圧縮することを優先する。
(3) アクリルガッシュによるスミ入れ。
課題(1)のためにはゲート跡が見えなくなるようにゲート処理を行わなくてはならない。それと同時に、課題(2)のためにはゲート処理も他の整面処理も最小限に抑えなくてはならない。したがって、課題(3)のための罫書きも行わないということになる。
そこで、パーツをランナーから切り離したときのゲート処理ではヤスリがけを避け、ニッパー2種類とデザインナイフを使って丁寧に行い、白化が目立つ箇所には流し込み接着剤を点付けして白化が目立たなくなるようにした。そもそも淡い成形色のパーツでは多少白化しても目立ちづらくて助かった。
それでもなおゲート処理が上手くいかなかった箇所もあったが、とりあえずそのままにして仮組みした。その状態で点検をして、気になる箇所だけにはヤスリも使ってさらなる処理を行った。このキットの作りはあまりゴテゴテしていなくて点検しやすかったのも良かった。
課題(3)については、罫書きせずにスミ入れを行った。スミ入れ塗料としてはセリアのアクリルガッシュの黒に微量の台所用中性洗剤(キュキュット)を混ぜ、伸びをよくしてから使用した。面相筆でスジ彫りや窪みに塗料を流し込み、少し置いてから、はみ出した塗料を薄く水を含ませた綿棒で拭き取った。
【感想】
いつもなら、点検を後回しにするとゲート跡を見落とすのが心配だから、パーツをランナーから切り離しながらゲート処理をやりきることが多かった。そのため、完成すれば見えなくなる箇所の処理にも時間を費やしていた。今回はそれと違うやりかたを心がけ、キットの特徴のおかげもあって短期間で整面処理を終わらせられた。
もっと複雑なキットでも効率よく作業できるようになりたいところ。