模型制作の練習

コスモゼロへの道。

練習台35号(2202メカコレ 波動実験艦銀河)

練習台35号は宇宙戦艦ヤマト2202 メカコレクション 波動実験艦 銀河。制作開始は2022/07/22、完了は2022/08/22。

 

「銀河」が艦名。研究目的で建造されたという設定の、ヤマトの同型艦。知らない人が見るとヤマトのバッタモンみたいに見えそう。ヤマト型の3番艦らしい。ちなみに2番艦は劇中に登場しないが、BDのスリーブには2番艦の武蔵が描かれていた。

記録によると今回の作業開始は2022/07/22(金)、完了は2022/08/22(月)。ちょうどひと月。練習台33号と34号の制作に時間がかかって完成の喜びをなかなか味わえないので、気分転換のためこの35号に着手したら、こちらもそう簡単には仕上がらなかった。

今回の練習課題は次の通り。
(1) 艦体色を調色すること。
(2) 多数の窓をエナメル塗料のメタリックブルーで塗ること。
(3) ドライブラシで艦尾メインノズルの内側の“焼け”を表現すること。

課題(1)については、タミヤの水性アクリル塗料を混色して艦体色を作った。上半分はミディアムブルーとダークグレイ。前に作った調色マトリックスが役立った。下半分はハルレッドと赤。ハルレッドはそもそも艦底色のはずだがそのままでは暗すぎる。恐らく赤と混ぜて調整する使いかたが想定されているんだろう。

甲板は(金属製のはずなのに)木材っぽい色らしいので、オレンジとダークグレイを混色して作った。これはもう少しグレイに寄せたほうが良かったように思える。1番艦であるヤマトの甲板も「宇宙戦艦ヤマト2202」以降は同じ木材っぽい色になっているから、ヤマトを塗るときにはもう少し工夫しようっと。

課題(2)については、これまでエナメル塗料をスミ入れにしか使ったことが無かったから、スミ入れではなく艦上中央のドームのようにある程度の広さがある部分をエナメル塗料で塗るのは初めて。果たして自分が上手く塗れるかどうか。今回は上手くいった気がする。ただ、メタリックブルーが想定より少し暗かったのは残念。

課題(3)については、ドライブラシを使うのも今回が初挑戦。大失敗でもないと思うが大成功というわけでもなく、パッと見にはドライブラシしたのかどうか判らないような感じになった。完成後によくよく見ると、ノズル中央の突起には塗りそこなったようだし。

その他について。ゲート処理や、パーツの合いの調整、後ハメ加工などはちゃんと出来たつもり。合わせ目消しや水転写デカールの貼り付けにはまだまだ修行が足りないよう。艦橋あたりでいろいろしくじった。また、スミ入れにも時間がかかりすぎた。

艦橋最上部の平たい構造物の横にある合わせ目は消さなくてよかったのに消してしまい、ナイフなどで彫り直そうとしたがキレイにできなくて、結局パテとサーフェイサーで消し直した。その過程で何度もヤスリがけをするうちに、傍にあった突起までヤスリで削ってしまった。プラ板で作り直したがあまり美しくない。

塗装後のスミ入れは、窓をマスキングテープで保護しながら、スミ入れ用ふでペンで行った。このふでペンは本来は無塗装のプラスチックに使うものだが、塗装後でもつや出し(ハイグロス)のニスを塗っておけば使える。エナメル塗料と違ってマスキングテープの下にまでスミが流れ込まないので好都合。ただ、マスキングは面倒だった。

スミ入れの次には水転写デカールデカールシールは小さくて目にツラかった。どうにかできたのは自分を褒めたい。特に艦首の「銀河」っていうやつ(小さすぎて読めない)。また、艦橋背部のデカールが少し傾いてしまったが、これもどうせ目立たない。むしろ、こんな目立たない部位にマーキングを入れる理由が判らない。

仕上げにトップコートを吹いたら完成。半光沢のトップコートを使ったら、下につや出しニスを塗っていたこともあるせいか、金属製っぽくテカテカした感じに仕上がった。

銀河ってあんまり思い入れの無いメカだが、それだけに練習台としてはちょうど良かったし、実際に収穫もあった。完成したものもわりかし気に入った。めでたしめでたし。練習台33号と34号をどうにかしなきゃ。

 

(追記)

たくさんある窓をエナメル塗料で塗ったが、余分を溶剤で拭き取るときに窓の中のぶんまで拭き取ってしまったようで、拭き取りのあとは特に右舷の窓にはあまり塗料が残らなかったよう。