模型制作の練習

コスモゼロへの道。

練習台41号(1/144 SWEET DECAL 零戦52型丙)

模型制作練習台41号、SWEET社の1/144スケールSWEET DECAL 零戦52型丙 第352航空隊。初めて完成させた全塗装のスケールモデルがこれ。制作開始は2023/02/10(金)、完了は2023/05/24(月)。その後、プロペラに黄色い線が足りないことに気付いて2023/06/07(水)および06/08(木)に修正作業を行った。

 

【経緯】

これ以前の昨年9月に着手した練習台38号もスケールモデルだったが、なにしろバンダイのキャラクタモデルとはずいぶん勝手が違うので、最初に操縦席を組み立てかけたあたりで手が止まってしまった。そこで、積みプラの中から急遽この1/144 零戦を取り出して、まずはこちらで経験値を上げることにした。

もともとコスモゼロの御先祖様として零戦のキットをいくつか積んでいた。そこから扱いやすそうな本品を選んだ。実際に作ってみると、1/144というスケールはかなり小さく、むしろ扱いにくいと感じた。もっとも、より大きなスケールのキットではそのぶん細部が凝っているだろうから、結局難度が高いことは変わらないかも。

 

【キットについて】

SWEETの零戦のキットには一箱に2機分の部品が入っているものもあるが、本品には1機分のみ入っている(多少の余剰部品はある)。Amazonで検索してみたところ、どうやら "SWEET DECAL" シリーズの商品はデカール付きで1機分のみか、もしくはデカールのみらしい。

デカールには第352航空隊の112と157の2パターンあり、私は112のほうを使用した。増槽と3号空対空爆弾の部品も付属しているが、私は使用しなかった。なお、増槽を取り付けるには車輪カバーの部品を折り曲げなくてはならない(説明書にそう書かれている)。

零戦の左翼の端には突起(ピトー管?)があるものらしく、塗装図にもこの突起がある。しかし、ランナーにこれに相当する部品は見当たらず、組立説明書でもこの突起は無いものとされている。

 

【練習課題】

そういうわけで、練習課題は次の通り。

(1) スケールモデルの制作について経験を積む。これについてはとにかく完成させられたので良かった。

(2) なるだけマスキングに頼らない。実際には頼りまくった。

まず、キャノピーの枠の塗装がフリーハンドではうまく行かなくて、マスキングテープでマスキングして塗り直し、さらに塗料のはみ出しをマジックリンで拭き取った。それでも拡大して見るとあんまりきれいではない仕上がりになった。

さらに、主翼前方の黄色い線については、デカールをうまく貼れなかったから、あきらめてマスキングテープでマスキングして塗った。

垂直尾翼の前にある黄色い線についてはもはやデカールを試すこともせず、ビニール製の曲線用マスキングテープでマスキングして塗った。ビニール製のテープを初めて使った。むしろマスキングの経験値を上げたようなもの。

マスキングするとどうしてもマスクを剥がすときに塗膜の端がめくれてしまいがちなので、そうならないよう工夫する必要がある。要対策。

胴の暗緑色と灰緑色の境界はマスキング無しのフリーハンドで塗った。主翼の赤い線や点などもデカールに頼らず筆塗りした。これらはわりとうまくいったんじゃないか。

 

【その他】

日の丸、垂直尾翼の文字、脚の2色の線、プロペラの黄色い線にはデカールを使用した。こういうところも全て筆塗りで解決してしまう人もいるようだが、私はまだその境地には届きそうにない。

ましてやアンテナ支柱と垂直尾翼を結ぶアンテナ線を張るなんて無理無理。本当はそこまでやって零戦の完成なんだろうけれども。

それにしても1/144の零戦ってちっちゃい。手のひらサイズ。うっかりすると細い突起物を折ってしまいそう。